1/17/2010

礼儀作法

よく東西の文化を比較する際、贈り物の例えで表現されることが多い。

アメリカでは贈り物をするとき・・・
この品物は素晴らしいものです。これがよい品物でないとするとあなたに差し上げようなどとは思いもよりません。よい品物でないものを差し上げるとはあなたを侮辱することになります。

これに対して日本人の論理は・・・
あなたは立派な方です。どんな贈り物も立派なあなたにはふさわしくありません。どうぞこの品物の価値でなく、私の心からのしるしとしてお受け取りください。最上の品物でもあなたにふさわしい、といえばそれはあなたの品格を傷つける侮辱となるでしょう。ということになる。

この二つを比べてみ見ると、つまるところの思想は同じである。思いやりを目に見える形にすることだ。アメリカ人は贈り物となる品物のことを述べ、日本人は贈り物をする気持ちのことを述べている。

但し、これらの礼儀作法は誠意が無いと成り立たない。誠意が無いとただの見世物のたぐいにおちてしまう。

国際結婚をしている私にとって、嫁には日本の礼儀作法は理解してほしい。が、実際の生活においては、一番分かりやすい方法で表現してほしいと願う。先日もクリスマスプレゼントを渡された際、"きっとあなたはこのプレゼントを気に入るだろう" と言って渡してくれた。もし嫁が "つまらない物だけど・・・" と渡してくれたとしたら、それはなんとも気持ち悪い光景だろう・・・(苦笑)

それぞれにある文化は大切だと思う。しかし、現代のように国境の無い社会にあっては、お互いに一番分かりやすい礼儀作法が大事と思う。

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