3/16/2011

原発問題。この情報を信じようよ!

これだけ情報網が発達しているにも関わらず、今回の地震、津波、原発問題の情報の捉え方は、まさに十人十色。

その情報の捉え方によって、遠くへ避難をする人もいます。例えば、フランス大使館では、片道無料航空券をフランス人のために抽選で配布しているようです。出来るだけ西側へと避難している友人もいます。又、カナダでは、風向きの関係上、多くの人がヨード剤を買いだめしていると聞きます。

なぜならば、原発問題を心配して。

今日、Akeminの旦那であるDanielから良い情報を教えてもらい、単純な私はちょっと 『ホッ』 としました。どうぞ皆さんも読んでみて。

日本語(翻訳版) をそのまま以下へ転記します。

日本の原発についてのお知らせ;英国大使館:

さきほど東京の英国大使館の会見から戻ってきました。日本の原発の現状についてでした。英国政府主席科学顧問(Chief Scientific Adviser)ジョン・ベディントン (Sir John Beddington)が代弁者をつとめ、数名の原子力発電の専門家も同席しました。日本の現状について、彼らの状況判断は下記の通り:

●比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンとそれに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの50キロは人の健康の安全を守るために十分な距離でしょう。もっと最悪な状況でも、(2個以上の原子炉がメルトダウンする場合)1つの原子炉のメルトダウンのときと比べ、被害にさほど変わりはないでしょう。

●現状の20キロ退避指示区は現状の放射能レベルにたいして適切な範囲でしょう。このまま炉心への海水注入を続くことができれば、大きな事件を防ぐことができるでしょう。これからさらなる地震と津波が起きた場合、海水注入ができなくなる可能があり、その場合上記のメルトダウンが起こる可能性があるでしょう。

●基本的に、専門家は東京住人の健康への悪影響はありませんと予想してる。健康に悪影響を起こすために現状の放射能の何百倍のレベルが必要。専門家はそのような状況にはならないと言う。(しかも、専門家は妊婦や子供へ影響するほどの放射能を基準にしていた。健康な大人にとってはさらに放射能のレベルが高くならないと影響はないという。)

●専門家は風向きは関係ないと言う。東京は現場から十分離れてるので、影響はないでしょう。

●海水注入を続けることができれば、原子炉が冷え、10日間後に状態は大きく上向くでしょう。

●日本政府からの情報は複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、放射能のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。

●チェルノブイリとは全く別な状況です。チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、手を付けずに何週間も燃え続けた。チェルノブイリでさえ、50キロに避難ゾーンがもしできたら、十分に人の健康を守ることはできたでしょう。チェルノブイリの場合、事件から何年も後まで現地の食料や水に含まれた放射能は一切モニタリングされなかったと、危険性についての情報も全く知らせなかったせい、汚された食品、麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になった。事実は隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の非常に開かれた福島の事件もその意味でも大きく異なるでしょう。

●ブリティシュスクールの学長が、休校をつづけるべきかどうかを尋ねた。専門家の答えは、放射能に関する恐れのためならば休校は必要ない。余震や建物の状態などに関する理由はありえるかもしれないですが、科学的に放射能の恐れは 子供にとっても全くありません。

●ヨード剤の補充に関して、専門家はヨード剤は現場で放射能を体内に吸収した場合や汚れた食料を食べた場合だけ必要と説明した。それに、ヨード剤の長期的利用は健康によくないと話した。

会見は驚くほどフランクで正確でした。専門家の判断によれば、原発からの放射能の恐れよりも、地震と津波からの被害はもっと大きな問題でしょう。

専門家の判断を信じましょう!



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2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

日本のメディアも海外のメディアも無責任過ぎます。

記事の見出しが『柏崎刈羽原発の排気からヨウ素"』なので、
心配して実際に記事を読むと、『柏崎刈羽で検出されたヨウ素から
受ける放射線量は、自然界から1年に受ける放射線量の約1億分の1』だったり。

勘弁して...と言いたい。

当然深刻な状態なのはわかるのですが、安直に恐怖心を
煽るのも無神経だと思います。

本当に信頼できる情報があって、それに基づいて
動いてもらいたいです。

KAZUNOBU SETO さんのコメント...

Robin,

私たちは、幸運にも地震、津波の直撃を免れました。

都心(横浜含む)者は、できるだけ平常心に生活を起こるべきと思っています。