10/22/2011

日系地球人にならなきゃならないんですよ。


まだ、パーソナルコンピュータ (PC) が個人用電算機と呼ばれていた1980年代に、日系地球人になる必要がある人がいました。アップルジャパンの初代社長福島氏です。

激動の末、福島氏は途中でアップルジャパンを去りました。瞳の色が違う海の向こう側の人と、日本国内の溝を埋めることが難しかったのです。

言語の問題か?

いえいえ、福島氏は日系三世でしたので、英語はネイティブのはず。

これは、よく外資系企業で見られる海外本社と日本とのやりとりを描いた胸痛む物語です。

"でもね、よくよく考えてみると、彼らの言うことがあながち間違っているとは言えないんですよ。世界にはいろいろな価値観がありますでしょ。彼らだって、我々を奇妙に思っているんでしょうから。いよいよ国際化時代になると、我々はこれまでの日本人じゃだめなんですよ。日系地球人にならなきゃならないんですよ、きっと。" (※斉藤由多加氏の林檎の樹の下でより)

キャノン販売、当時の社長滝川氏がアップルジャパンの初代社長福島氏へ放った感動の台詞です。海外本社と顧客の間で葛藤する姿が鮮明に想像でき、胸が痛みました。詳しくは、斉藤由多加氏の 『林檎の樹の下で』 を呼んでみてください。

"日系地球人" 国際結婚、海外在住、そして仕事で海外に絡む人には、(特に) 引っかかる台詞だと思います。

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