1/21/2012

だから目標とそれを行う理由が必要なんだね、とわかる短編小説。

ロケットニュースの短編小説からコピペしました。

こんにちは、伊藤太郎です。起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る→起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る→起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る→起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る→起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る→起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る→起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る。

それを数十年間繰り返し、最終的に肉体が老化し、だんだんと意識が遠のいて他界します。高卒なら18歳くらいから就職。大卒なら22歳くらいから就職。そこからはじまる、数十年間にも及ぶ「起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る」の繰り返し。

定年退職まで「やりたくもない仕事」の連続に耐えきったとしても、そこに残されているのは退職金と老いた肉体。どうせならば、退職金ぐらいの大金を若いうちに手に入れて、人生を謳歌したいですよね。僕もそんな風に思っています。でも無理です。

僕は敷かれたレールの上を歩くしかないんです。だって、気がついたらそういうレールの上を走っていたのだから。僕は、学校卒業後は就職して会社に通って給料をもらっていくというレールしか知らないんです。そのレールしか知らないので、その上を走るしかないんです。

この仕事はやりたい仕事ではありません。でも就職したので、就職難だったので、この会社に就職して働いています。好きな仕事だったらいいんですが、残念ながら好きではありません。食べていくために、この会社で働いている感じです。

だからリストラされない限り、この会社にずっといて、老いて、定年退職して、死ぬまでの時間を過ごそうと思っています。会社なんかやめて独立したいし、やりたい仕事がある会社に転職もしてみたいです。でも怖くてできません。

だってよく考えてみてください。今まで「このレール」しか知らない私が、突然違うレールの上を走れると思いますか? レールの存在は知っていますが、そっちのレールに行く度胸がありません。だからこのままレールを走って「起きる→電車→仕事仕事仕事→電車→寝る」を何百回、何千回、何万回も繰り返して、最後に年老いて、老衰か病気で他界するのでしょう。

いまぼくは通勤電車に乗っています。同じ車両に乗っている人たちは、自分のそんな人生をどう思っているのかな? 僕と同じように、他のレールを走りたいけど怖くてできないのかな?どうなのかな? たとえばあなたは。

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