2/14/2010

名誉 > 生命

昔、もし名誉や名声が得られるならば、生命自体は安いものだと思われていた。辞典で名誉を調べると、"能力や行為について、すぐれた評価を得ていること" とある。

誰でも世の中から優れた評価を得たいと1度は思うはず。そのためには、志を立て、それだけに集中してはじめて得られるのが、優れた評価 = "名誉" なのだろう。でも、実に様々な誘惑が多い現代で、志を立て、それだけに集中するのは大変難しい。

私たちが追求しなければならない目標は、富や知識だけではなく、かつて生命より大事と言われた "名誉" だと信じたい。昔、多くの若者はわが家の敷居を越えるとき、世に出て名を成すまでは、二度とこれをまたがない。と自分自身に誓ったと聞く。

現代でそこまでする必要はないが、生きていた価値を残すための日頃の行為が、ご褒美として "名誉" を得られるのであれば、こんなに素晴らしい言葉はないと思う。日本に "名誉" という考え方があってほんとうに嬉しい。私たちはもう1度この言葉の意味を再認識するべきだ。

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