3/12/2011

今の私たちの状況に感謝。

2011年3月11日(金)の昨日、マグニチュード8.8を記録した東北・太平洋沿岸地震が起こりました。東京都内でもマグニチュード5を記録しました。あの激しい揺れで5? と正直思ってしまいます。

この怖かった思いを忘れないように、記憶が新鮮なうちにしっかり記録しておこうと思います。

3月11日(金)
14:00頃:

マカフィー社のカンファレンス出席のため、会場のある恵比寿へ向かう準備をする。本来は13:00に会社を出発しなければならないところ、ずいぶんと遅れてるので焦りながら準備を進める。

15:00頃:

ズドーン!っと、最初に大きな縦揺れを感じた後、ゆっくりとビルが左右に揺れだす。揺れは大きくなり、これはヤバイ揺れだ!と瞬時に感じる。しかも長く左右に揺れつづける。窓の外を見てみると、隣のビルも大きく左右に揺れてる。ついでにオフィスにある植木も倒れる。その音でさらに恐怖が増す。

15:30頃:

船酔い気分のまま、マカフィー社のカンファレンスに行かねばと思い、動かないエレベータを横に18段を小走りに下る。

16:00頃:

1Fで会社の仲間と会い、しばらく椅子に座って余震をしのぎながら (どうでもいいと感じておきながら) マカフィー社のカンファレンスにほんとうに行くべきか?はたまた行かないべきかと悩む。でも、結局物理的にいけないことが分かる。

17:00頃:

公共の交通機関が全て麻痺という情報を得て、仕方無しに18Fのオフィスに再び階段で戻る。ときどき余震を感じながら、外にいる社員の安否、世界のチームから安否確認のメール処理に追われる。ケータイがまったく使用できなかったので、Ustream.tvを画面の片方で見ながら地震情報を確認する。一方で違う画面ではFacebookdeで家族と安否確認をとる。家族はやはり怯えていたが、ご近所の方々、Facebookの友だちからの励ましがあり、なんとか大丈夫そうだ。特にカナさん、わざわざ自宅まで様子を見に来てくれたタカヒコさん、ありがとうございました。

18:00頃:

そんな中、いつものように佐川急便が最終集荷のため、18Fまで階段でやってくる。そして一言 『最終集荷ありますか?』 ・・・この緊急時にいつもの平常心を保っていた佐川急便の隊員の一言に、我々社員一同拍手喝采を贈る。少し職場が和む。

19:00頃:

公共の交通機関の復旧見込みが立たないとのことなので、夜の行動は控え、寒さと飢えをしのげる会社で宿泊を決意する。でも、中には6~7時間掛けて徒歩で帰宅を決意する社員もいる。

3月12日(土)
6:00頃:

余震で落ち着いて寝付けない中、4:30頃に起床する。そして6:00頃に会社を後にする。丸の内線、銀座線を乗り継いでJR新橋駅へでる。7:00から再開予定の京浜東北線に乗車するために。でも、結果的にこれが失敗だった。結局、自宅のある横浜市内に着いたのは、12:00頃だった。

12:00頃:

横浜市内の自宅に到着。家族と再会。そして最初に行ったのはガスのリセット。その後お湯をバスタブへ流し、感謝をかみしめながら入浴で冷え切った身体を暖める。

21:00頃:

福島原発を気にしながら、東京電力からの節電協力に賛同。我家でもできることをしようと思う。とりあえず、今使っているパソコンを省電力モードに切り替える。そしてこのブログを書き終えたらすぐに消灯して皆で寝ることにする。

この恐ろしい地震は、実にいろいろと考えさせられました。現在に生きることを学んだようでした。過去の失敗や将来の不安などから開放されて、現在の課題に集中することができたように思います。

ほんとうに、今の私たちの状況に感謝です。



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